女性のビジネススーツ（襟元編）
スーツの襟元は顔に近いこともあり、印象に大きく影響します。
嬉しいことに、女性のスーツの襟元は多種多様♡
沢山の襟元で、沢山の自分を表現できるのは、
女性である私たちの特権です！
2016年11月号の「MEN'S EX」の別冊付録では、6種類の襟元を紹介していました。
①テーラードカラー
②変形テーラードカラー
③ノーカラー
④Vネックカラー
⑤Vネックノーカラー
⑥ショールカラー
他にも
襟のとがった、ピークドラペル、スタンドカラーなどもあります。
①テーラードカラーでシングルボタンは、スーツの定番で、男 性のスーツにもある襟元です。
②変形テーラードカラーも、テーラードの襟を折らずにたてた形です。
①②はスーツの王道で、すっきりとしたビジネスライクな印象を与えることができます。
③ノーカラーは、シャネル風スーツに代表されるように、上品でエレガントな雰囲気を醸し出すことができます。
④Vネックカラーは、襟がないため、テーラードほどのシャープさがなく、ノーカラーより甘さも抑えめで、大人っぽい印象を与えることができます。
⑤Vネックノーカラーは、③のノーカラーに少しVの入った形で、これも、④Vネックカラー同様、シャープさと甘さのバランスをとった、知的な女性らしい印象を与えることができます。
⑥ショールカラーは、へちま襟とも言われ、タキシードにも使われる襟です。襟が丸く緩やかにカーブしているのが特徴です。
女性らしいソフトな印象を与えることができます。
きりっとシャープな印象に見せたい場合は、スタンドカラーがおススメです。
まとめると、
正統派なら：①テーラードカラー、②変形テーラードカラー
女性らしいソフトな印象にするなら：④Vネックカラー、⑥ショールカラー
上品でエレガントな雰囲気にするなら ：③ノーカラー、⑤Vネックノーカラー
となります。
自分にもっとも似合う形を知り、それを知った上で自分が目指すイメージにふさわしいスーツの襟を選択することが重要です。
ちなみに、私は、⑥ショールカラーがお気に入りです。
似合うベージュ色のテーラードより、特別得意なわけではない黒色のショールカラーのほうが、女性らしく、なおかつきちんとビジネス感のある印象を出せるのです。
③ノーカラーも似合うのですが、ビジネス感があまりなく、場にそぐわないので、襟付きは必須です。
そして、直線でなく曲線の襟のほうが、私の顔や雰囲気に合っているのです。
似合う色も大切ですが、襟の形はとても重要。
ご自分が最も輝く襟の形を見つけてください(^^)
女性のリアルなビジネススーツ とは？
仕事服、迷いながら着ていませんか？
女性雑誌を見たり、周囲の人達のファッションを観察したり、
ショップでそれらしきブランドから選んでいませんか？
カジュアル化が進んでいる昨今、営業職や士業など、
人前に出る職種の方以外は、
仕事服もカジュアルな装いの方が大半のように見受けられます。
男性でさえも、よーく見ると、
パンツがチノパンだった・・・ということもあります。
今後、このカジュアルダウン化は、さらに進むと思われます。
しかし、
知っていてカジュアルダウンしている場合と、
知らないで行っている場合では、雲泥の差がありますので、
スーツの基本を知っていると、
自分のスタイルにあったカジュアルダウン（着こなし）が
できると思います。
そもそも、洋服における女性のフォーマルウェアはドレスなので、
レディースのスーツは歴史が浅く、着こなしマナーもあまりないのです。
一方、男性のフォーマルウェアはスーツ。
歴史も着こなしマナーも確立されており、
似合う・似合わない以前に、スタイリングのマナーが大切なのです。
そんな歴史の浅いレディーススーツ。
20代のうちは、自己流で何とかなっていても、
30代、40代に入り、責任のある立場になってくるとともに
服装と立場にちぐはぐさを感じてきませんか？
かといって、女性雑誌を読み漁っても、
これ、本当に職場に着て行ける？と
疑問を呈したくなるような
ファッショナブルな服装が多くありませんか？
そんな時は、男性のスーツを販売しているお店をのぞいて下さい。
スーツのルールに則った、ベーシックな女性スーツが
陳列されています。
女性雑誌Oggiさん等でもよく商品が紹介される「スーツカンパニー」さんや
シルエットが美しい「スーツセレクト」さん等は、
私もチェックするお店です。
次回からはの基本について、自身の経験も踏まえ、まとめていきたいと思います。
